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2020年08月26日 [ニュース]

65/110 認知症病棟には3ヶ月しか居られない?

通常、認知症病棟に入院できるのは2カ月から3か月となっています。これはどうにもなりません。目指すのは、MSWから老健を紹介してもらうことです。老健は、経済的負担も軽く、然るべき見守り体制も整っている理想の場所です。

入院から概ね1ヶ月が経過すると、ご家族に本人の院内での様子をフィードバックするための面談がセットされます。実際は、施設探しの進捗をチェックされると思ってください。ここで、あなたは、仕事の合間を縫って必死に探しているものの、なかなか条件に合うところがなくて困っている。特に、こんなに費用が嵩むものだとは思っていなかったのでビックリしている……的なムードを醸し出すようにしてください。そして、こう切り出します。

「あのう。もちろん、継続して探して、なんとか手を打とうとは思っているのですが……。仮に3か月経過時点で、次が決まっていなかったとしたら……、実際問題、どうなってしまうのでしょうか?」

「実は、先日、役所の介護保険課に相談に行ったのですが、そこで『老健』という話を教えていただきました。最終的に、どうしても適当な物件が見つからなかったとしたら、老健で時間稼ぎをするしかない……みたいに言われたのですが……」

「こちらの病院がおつきあいのある老健……というのもあるのでしょうか?」

こんなところです。病院が老健とつきあいがない等ということはありません。「一応……」とかなんとかもったいぶりながら、いくつか老健の名前を出してくるはずです。そうしたら、すかさず畳みかけてください。

「是非、ご紹介してもらえませんか。急に施設探しとかやることになって、いろいろわからなくて手間取ったりしましたけど、あと3カ月あれば何とかなると思うんです。最悪の最悪、九州のほうとか行けば、かなり費用も抑えられそうなんで。あと少しだけ、猶予期間をいただけると、本当に助かります。何とかお願いします」

あなたが深々と頭を下げるのを見て、きっと相手は満足げに言うはずです。

「わっかりました。事情は理解しているつもりですので、ちょっと老健のほうに訊いてみましょう。空きがあるといいのですが……」

心配無用。空き、あります。大丈夫です。これまでの、あなたと相談員との関係性にもよりますが、相談員が「確認してみましょう」と言っておいて「ダメでした」となることは、99%ありません。本当に空きがなかったとしたら、入院期間を延ばしてくれる可能性さえあります。大船に乗ったつもりで、相手の返事を待っていれば大丈夫です。



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