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2020年07月21日 [ニュース]

31/110 抗がん剤は8割きかない

前の話からの続きです。彼が何気なく口にした言葉に私は絶句しました。
「抗がん剤の有効率は、そこそこ2割でしかないのです」
私は口に含んだ日本酒を噴き出しそうになりました。以下はそのときのやりとりです。
「8割ですよね?」
「いや、8割は効かないんですよね。」
「2割効く程度では有効とは言えないでしょう。」
「そぉなんですよねぇ。」
「・・・(まさか、そんなバカな)・・・」
翌日、朝一番から私は調べました。最終的には厚労省に電話までしました。
その結果わかったのは、『わが国の抗がん剤の認可基準は、有効率20%以上』ということでした。ある医者がある抗がん剤を10人の患者に投与したとしましょう。そのとき、2人に有効性が認められれば認可してあげましょう。他の8人には効かなくても仕方がない。これが日本の医療の真実なのです。
さらに。仮にある患者さんにその抗がん剤が有効だったとしましょう。問題は、どう有効なのかということです。 驚愕の回答はこうでした。
「ある患者さんに対してある抗がん剤が有効であるという場合、“有効”の定義は、もともとのがんの大きさが半分に縮んだ状態が4週間続くこと」なのです。
臓器にメスを入れられ、髪の毛が抜けたり、吐き気がしたり、そんなつらい思いをしながらもじっと我慢して抗がん剤を服用し続けている患者さんたちは、果たしてこの真実を聞かされているのでしょうか? 

抗がん剤は2割しか効かないのです。効きもしない強い薬で全身に不快感を抱えながら過ごした挙句、再発してしまう可能性があるという真実を、是非頭のどこかに入れておいてください。そして、ご自身や愛するご家族を自ら護っていくのだという意識を持って、そのための勉強を心がけていただきたいと思うのです。


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