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2020年07月16日 [ニュース]

27/110 医者の言う手術成功は患者の成功ではない

患者と医者の間では「手術の成功」についてのイメージがかなりズレています。そのために起こるトラブルも非常に多いです。手術を勧められたら、「術後の生活は具体的にどのようなイメージになるのか教えて欲しい」と忘れずに尋ねることが重要です。

医者は問題箇所を摘出しさえすれば「成功」と考える傾向がありますが、患者や家族にしてみれば、手術してからが始まりなのです。だからこそ、日々の生活の便宜がどうなるのかをしつこいくらい事前に確認すべきです。ご自分の生命を預けることになる、その医者の言葉を納得できるかどうか。しっかりと見極めることです。その上で、特に高齢の場合には、「手術しない」という選択肢も含めて比較検討すべきだとお薦めしておきます。

仮にどうしても手術を受けなければならなくなったなら、医者に遠慮することなく、こんな質問を投げかけてみることです。

@主治医が勧める治療法がその病気の標準的な治療なのかどうか。
A他の手術法の有無。ある場合、各手術法の長所・短所。
B手術以外の方法(手術せずに薬で治す等)の有無
C主治医が勧める手術法の国内症例数と成功率 *「成功」の定義が極めて重要
D当該病院および執刀医の症例数と成功率
E手術の執刀体制(執刀医のプロフィール、麻酔医の有無、その他スタッフの氏名)
F手術が成功した場合の、退院後の生活イメージ
G術前・術後の治療計画
H手術自体の概要(どのような手術で、どれくらいの時間を要するのか)
I仮に主治医や家族が同様の状態に陥った場合、どこのだれに手術を依頼するか。


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