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2019年10月14日 [ニュース]

本当に意味のある終活のやり方とは

本当に意味のある終活とは、ある日突然ボケたり死んだりしたとしても、子どもたちが不便や不利益を被らずに済むよう段取りしておくことです。遺言を書くとか、墓を買うとか、葬儀を予約するとか、終活はそんな断片的なことではありません。

具体的に言うと、医療や介護や財産のことについて、望むことと頼みたいことを託したい相手に明確に伝えて、その財源をあらかじめ渡しておくことです。おカネのことまではっきりさせておかないと、想いを叶えてもらえる保証はありません。面倒な作業だけ強いられて、それにかかる費用と報酬の財源の根拠がなかったとしたら、子ども側が置かれている状況によっては何ら対応してもらえない場合が想定されるからです。でも、「何かあったら、これを使ってくれ」と事前に手渡されていたとすれば、子ども側にも親の希望に沿って動こうという覚悟が芽生えるものです。ま、親子間に然るべき信頼関係があるという前提での話ですが。

人間50歳にもなれば、明日の朝、今日と同じように元気に目覚める保証はありません。そう。まさかは突然やってきます。そして、だれにも確実にその時が訪れます。だからこそ、そなえておくべきなのです。愛する子どもたちがいるのであれば、彼らに無用な面倒やストレスを抱えさせないために。

問題は、そなえておくべき具体的な内容と、子どもたちへの伝え方。そして、いつまでにそなえておけばいいのかという期限のことです。
まず、そなえおくべきことは、@介護関連の作業(各種手続き、認知症対応、施設さがし) A医療関連の作業(各種手続き、手術および延命治療の意思決定)B財産関連の作業(無駄のないおカネの移管)C葬儀関連の作業。これらについて、「自分は(現時点で)どうしたいのか」・「誰に何を頼みたいのか」・「財源をいつどう手渡すのか」を具体的に決めることです。

つぎに、子どもたちとの共有の仕方ですが、きちんと紙に書いて、それに基づいて、面と向かって自らの言葉で伝えることが必須です。口頭で伝えるだけではダメ。遺言みたいに書くだけで保管しておくのもダメ。意味がありません。必ずモメます。子どもたちを厄介な目に遭わせることになります。感情的にも「親のエンディングを支えよう」というきもちになってもらうためにも、直接伝えるプロセスが絶対に必要です。
なお、考えが変わる場合もあるので、最低でも年に一度は、親子で向き合う機会を持つべく、親の側が頭を下げて頼むようにすべきです。子どもたちも忙しいですからね。

さいごに、そなえを完了しておきたい時期。これがいちばんむずかしいです。若いうちは考えたくないテーマということもありますし、おカネへの執着を断ち切れないことが多い。でも、理想を言えば50歳になったら即、取り組むべきだと思います。だって、この年齢になったら、いつ何が起こるかわからないわけですからね。で、毎年一回、子どもたちと向き合う時間を持てたなら、親子関係はさいごまで円滑にいくと思います。遅くとも、ギリギリで75歳を迎えるまでには完結しておきたいところです。

そしてもうひとつ。年齢で期限を設けるのとは別に、子どもたちの誰かが「最近、ちょっとおかしくない?」と気づいた時点で速やかに実行に踏み切ることです。幸い、認知症は徐々に進行する病気です。兆しが見えた段階で取りかかれば間に合います。それだけに、託したいと思っている子どもから指摘された際に、「バカを言うな!」などと現実逃避することがないよう謙虚かつ真摯に受けとめる勇気が必要となります。

国民の10人にひとりがボケる時代です。ボケたら終わりです。ボケる前がすべて。もしも子どもたちのことを愛しているのであれば、つらい現実から目を反らさないことです。覚悟を決めるのは、今しかありません。


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