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2019年07月14日 [ニュース]

歳をとるほどに親子の会話が減る ⇒ 照れや恥ずかしさを乗り越えて親から子へ想いを伝えよ

血縁というのは、どうしても照れや恥ずかしさも手伝って、真正面から相手への想いを伝えられないものです。ご遺体や遺影に向かって心に染み入るように話しかけている人であっても、生前にもっとちゃんと話しておけば良かったと、実は悔いているということはよくあることです。

意識的に会話する機会を作りましょう。まずは年に一度でいい。正月でもお盆でも、本当はあなたの人生にいちばん影響を与えてくれたであろうわが子に、お父さんお母さんに、その時々の想いをじかに伝えてみたいものです。具体的にどうするかというと、わが子が幼少の頃のアルバムなどをツールとして使いながら、子どもとの思い出話をするのです。

で、特に印象に残っているエピソードに行き当たったら、遠くを見つめるような視線で、ボソッボソッとわが子への感謝と謝罪を口にする。要は、「ありがとう」と「ごめんね」を伝えるのです。ふだんとはちがう親の言動に、子どもたちもはじめはくすぐったいような気持ちに戸惑うはずです。その戸惑いから、「なに言ってんだよ」とか「今日、ちょっとおかしいんじゃない?」とか、冗談っぽい言葉を吐くかもしれません。でも、「どうしちゃったんだろう」と思いながら心の中で答えを探そうとするはずです。

そして、ふつうは、「親父(おふくろ)、何かあったのかな」とか、「歳を取ったんだな」とかいうことに思い当たるはずです。そして、その瞬間から自分の親の最期(死)を意識するようになるのです。親の側が正面から真摯に言葉を伝えれば、あなたの想いは必ず相手にも伝播します。離れてしまったかもしれない親子の心が再び近づき始める可能性が高い。遠い昔の、まだ何のしがらみもなかったあの頃に戻って、ハートオォーミングで心地よい気分に浸れると思います。

とにかく、親のほうから子どもたちに声をかけて、こういう機会をつくることです。で、きちんと「ありがとう」と「ごめんね」を口にしてください。これが親世代の円滑なエンディングの浮沈を握っています。


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