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2019年06月03日 [ニュース]

「まさか」は突然やってくる

まだ5月だというのに茹だるような暑さの黄昏時。突如として餃子と生ビールを妄想した私は、居ても立ってもいられずに店に飛び込み、ニンニクゼロ餃子2人前と生ビールをオーダー。夢心地でグビグビやっていました。

小一時間程した頃でしょうか。店の入口のレジのあたりで、ガッチャ〜ンという大きな物音がしました。
わりと近い席にいましたので振り返ってみると、何と、男の人がうつぶせに倒れているではありませんか!

根っからの野次馬根性も手伝って近づいてみると、80歳を過ぎているんじゃないかという年恰好の男性。
店長らしき人と一緒に声を掛けますが、フガフガしどろもどろですが、若干の意識はあるようです。でも、どうにも起き上がることができません。

店内のお客さんたちはもとより、店の外でもこちらの様子をうかがう集団が集まってきました。店長を促して救急車を呼び待つこと15分程度。高齢男性は担架に載せられて運ばれていきました。

脳梗塞? 心臓? 単なる転倒骨折?

いずれにせよ、大事に至らぬようお祈りします。
そうしながら、冷えてしまった餃子で、またもやビールをお代わりです。

飲みながら考えました。
搬送中の救急車内でのこと。搬送先の病院でのこと。
男性がぶら下げていたショルダーバックの中から身元が判明したとしたら、救急隊員や病院職員は身元を洗い出して、遅かれ早かれご家族に連絡が入るでしょう。

一命をとりとめたとして、大変なのはそこから先です。
かなりの確率で、ご家族には「介護」という問題がとつぜん降ってわくのです。
男性が独り暮らしだったとすれば、お子さん世帯の暮らしが一変するわけです。

倒れた男性は、自身の介護のこと、医療のこと、財産のこと、葬儀のこと…。
どこまで準備していたのでしょうか?

もしも何も決めていなかったとしたら、いや、決めていたとしても、お子さんたちにそれを伝えていなかったとしたら…。

仕事や育児の合間に時間を捻出して、お子さんたちが調べて決めて物事を進めていかねばならないのです。

こう考えると、高齢者の老いに関わる諸問題はだれにも起こり得るし、多くの場合、その時はある日突然やってくる。その結果、家族に大変な思いをさせたくないのであれば、やはり、自分の身にもしものことがおこってしまったときに、何をどうしてほしいのかをあらかじめ決めて家族と共有しておいたほうがいいと思いませんか?

これが「そなえる」ということです。
その大切さをほぼすべての人が理解しています。
でも、実際に備えている人は稀です。

元気なうちからそなえておく文化を浸透させ、定着させたいと、私は思っています。
そのために、老後の在り方を大勢の人に伝え、賛同してもらい、そなえる生き方を応援していけるよう百寿コンシェルジュの育成を急いでいます。

元気なうちからそなえておく文化を浸透させ、定着させたいと、私は思っています。
そのために、全国の老人クラブや中小企業のみなさんに、具体的な老後のそなえ方を提唱し続けています。
百寿倶楽部では、高齢者の問題意識を喚起し、自身やご家族を守る術をガイドさせていただいております。


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