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2019年05月15日 [ニュース]

銀行員に言われるままに成年後見制度を利用したら

日本全国、終活セミナーが花盛りです。でも、その実態は、成年後見制度や家族信託や葬儀の生前予約ありきで、さながら、認知症1000万人時代に乗じた販売促進の場と化しています。世の中、意図的にブームメイクする輩に踊らされて、終活の大前提を置き去りにしているように思えてなりません。

成年後見制度に関する、こんな事例からご紹介していきましょう。

★<ある男性の身に起きたエピソード>銀行員に言われるままに成年後見制度を利用したら

迂闊だった...。
認知症の母を施設に入れて数ヶ月が経過。母の言動に疲弊していた妻の精神状態も安定し、家庭にも平穏が戻りつつあった。
その日は母の見舞いがてら、当座の施設利用料相当を引き出しに銀行に立ち寄るつもりでいた。
かねてより母から預かっていたヴィトンのセカンドポーチから預金通帳とキャッシュカードを取り出し、母に示しながらその旨を伝える。

「でさ、暗証番号、教えてくれる?」
「なによ?」
「だから、●●銀行のキャッシュカードの暗証番号さ」
「ええ?暗証番号?アンタ、知ってるでしょうよ」
「知らないよ。だから訊いてんだよ」
「あら、そうなの?やぁねぇ…」

それから数十分後、ATMの前で彼は舌を打つことに。イヤな予感は的中した...。

「...ということなのですが…。50万円ほどおろしたいのですが」

女性行員はいったん奥へさがり、しばらくして管理職らしい男性行員とともに戻ってきた。そこで私は、認知症の母親名義の預金を引き出すためには、家庭裁判所に申請して成年後見人をつけてもらわなければならないことを告げられたのだった。かなりの時間を費やして事情を伝えたものの願いは叶わず、私は翌週から、有給を取得して複雑な手続きをこなさねばならなかった。

(続く)


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