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2019年04月01日 [ニュース]

NHK朝の連ドラで生前葬!

先日、NHKの朝ドラ「まんぷく」を観ました。例のインスタントラーメンを世に送り出した夫婦、萬平と福子の物語です。最終回目前の第149話(2019年3月28日放送)は、福子の母・鈴(松坂慶子さん)の生前葬が展開されていました。

鈴の生前葬当日。
祭壇には鈴の肖像画が飾られています。白装束で現れた鈴が参列者に挨拶をします。挨拶を終えると、そのまま棺の中へ。見たことのない光景に、参列者のあいだに微妙な空気が漂います…。

最初に弔辞を読んだのは世良商事の社長。萬平の擁護者である。
世良は、長きにわたる感謝の気持ちを述べた上で、「あなたにはよく胡散臭いと言われたけれどその裏には深い愛情があったと思う」と話します。その言葉を聞いた鈴は棺の中から突然起き上がり、「ありがとう!」と世良へお礼を言います。
その後も弔辞は続き、そのたびに鈴は「ありがとう」とみんなに感謝するのでした。

鈴の希望で、ふたりの娘も話すことに…。
次女・克子(松下奈緒さん)は、「年をとってきて、だんだん自分はお母さんに似てきたと思う。私はお母さんの娘で良かった。本当に良かった。」と話し、涙をこぼします。その克子の言葉に鈴も穏やかに「ありがとう」と返します。参列者にも涙が溢れてきます。
三女・福子(安藤サクラさん)の番です。今は亡き長女・咲(内田有紀さん)の写真を持って鈴の前に座る福子。
福子は、「私がお母さんを一番困らせたのは、萬平さんと結婚したいと言った時かもしれません。なんだかんだ言いながらも萬平さんを受け入れてくれて本当に感謝しています」と話を始めます。
「結婚してからは、本当にお母さんには苦労を掛けてばっかり。山あり谷ありの私たちをずっと支えてくれた。いつもそばにいてくれた。心の底から感謝しています。ありがとう」と、鈴への感謝の気持ちを涙ながらに話すのでした。棺の中から起き上がって、泣きながら娘2人にお礼を言う鈴。

鈴が最後の挨拶をしていると、萬平が手を上げて、「僕にも一言、お礼を言わせてください」と切り出します。
萬平は、「さっき福子がお義母さんには苦労を掛けてばっかりだったと言いましたが、それは全部僕のせいです。でも、これからまだまだ何が起こるかわかりません」と話しだします。「ええっ!まだ?」と驚く鈴。
「萬平君のことだから、この先、まだまだ何が起こるかわからないな!」と参列者が口にして、場が笑いに包まれます。
萬平は、「でも、僕には信頼できる親族、仲間と福子がいます。福子を産んでくださったこと、僕たちの結婚を許して下さったことを感謝します」と深々と頭を下げます。
鈴はね「はい、ありがとう。萬平さん」とその日一番の笑顔で萬平へお礼を言います。

そして、参列者みんなが笑いと涙で溢れる素晴らしい生前葬が無事終わるのでした…。

百寿グループではかねてより生前葬をお奨めしてきました。さいごの最期まで自分の人生の主役であり続けたいと思うのであれば、人生のファイナルステージである「葬儀」をも自身の晴れ舞台として満喫すべき。そうするにはどうしたらよいかというと、その答えが生前葬というわけです。

生前葬をイメージできない人も、今回『まんぷく』で描かれた生前葬のシーンを観ていただくと合点がいくのではないでしょうか。国民的ドラマの影響で、生前葬ブームが来るかもしれないと、私は本気で思っています。

生前葬は良いことづくめです。

●自分のことばでこれまでの謝罪と感謝を伝えられる
●みんなの自分への想いをリアルタイムで聴くことができる
●呼びたい人だけを選んで招くことができる
●親しい人たちと一緒に語り笑い歌って踊れる
●録画して何度も鑑賞できる
●自分自身の演出も盛り込んで納得感のあるイベントにできる 等々。

社交家の人であれば、何回か開催するのもいいでしょう。プロレスラーにありがちな、カウントダウン方式もありだと思います。とにかく人生最大のメモリアルにしてしまえばいいのではないでしょうか。招かれる側にしても、明るく楽しく面白いセレモニーのほうがいいに決まっています。みんながハッピーになれるはずです。

白装束で棺に入るも良し。タキシードでバッチリきめてダンスパーティにするも良し。すべてを自分色に染めて満喫するのがいちばんです。何なら、親しい同世代の仲間との合同生前葬もいいでしょう。割り勘にすれば、シティホテルの宴会場くらい借りられるかもしれません。

私自身は、ホップステップジャンプで3回ほど生前葬を開催するつもりです。毎回の企画を考えるだけで笑えてくるというものです。そんな時間が脳に快楽ホルモンを分泌させてくれます。免疫力を高めてくれます。認知症予防に効果は絶大です。

私の回りでも、生前葬人気は急上昇です。とにかくさいごは華やかに、です。本当にその時が近づいたら、そうそうお祭り騒ぎというのも気が引けるでしょうからね。何よりも、参列者がどう振る舞っていいものか思い悩んでストレスになりかねません。みんながエンジョイできるよう配慮することも、クールな老後の一環です。

そして、いよいよ本当に最期を迎えたら、もう知人に連絡もしなくていいし、葬儀をやることもありません。家族は何事もなかったように、穏やかな時間を重ねていくだけでいいのです。

不謹慎と言われるかもしれませんが、仕事を抱えている子どもたちにとって、突発的に発生する葬儀というのは、正直、面倒くさいものです。急に予定を変更するというのはストレスが溜まるものです。で、49日が明けるまでなんやかんやと拘束されるわけで、時間もおカネもかかります。日頃は疎遠な遠い親戚やら、顔も名前も知らない人やらがやってきても、もてなさないわけにもいきません。想像するだけでも厄介です。

そんなこんなすべてを本人が元気なうちにやり遂げてしまえば、残された家族たちは感傷に浸って故人との思い出を懐かしんでいるだけでいいのです。実に合理的でクールな弔いスタイルだと思いませんか?

本人は、生前葬を済ませたら別人格となって、ろうそくの灯が消える前のひと燃えを生きたっていい。遊び心が旺盛な人であれば、それはそれでまた一興でしょう。とにもかくにも、長生きしなければならない時代のフィナーレは生前葬で決まり、です!


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