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2019年03月16日 [ニュース]

葬式代を積み立てるくらいなら直葬で十分?

ずっと不思議に思っているのですが…。
シニアはなぜ互助会が好きなのでしょうか。
「互助会に入会したのですが…」という相談が、毎年数件、私のもとに必ず寄せられてきます。私としては、互助会というシステムが大きらいです。信用していません。それ以前に、自分が死んだときのために、毎月毎月数千円が自動引き落としされていくのです。
女性が高級着物をあつらえるために何十か月も積み立てていく心理も理解できませんが、葬式代の積み立てというのもどうしても好きになれません。にもかかわらず、ご高齢の方を中心に、大勢のひとが毎月毎月、積み立てをされているのに驚かされます。
互助会が提供する葬儀には、いくつかのコースが設定されていて、例えば、一般価格200万円の葬儀セット内容を、会員であれば会員価格の150 万円にディスカウントしますよ……という感じです。
でもこれは、あくまでも葬儀一式の値段であって、いざ実際の葬儀となれば、この内容だけでは葬儀を執り行うことはできない。「葬儀一式」に含まれるのは、祭壇・棺・火葬料・役所や火葬の手続き代行のみ…というパッケージが葬儀業界の常識です。
別途、料理、生花、ハイヤー、マイクロバス、テント、返礼品、お布施などが費用として発生するわけですが、これらのオプションは、パンフレットの欄外に小さく記載されていたり、セールスが明確に説明しないケースも多いように感じています。追加分だけで、少なく見積もっても葬儀セットの倍はかかってしまうということがよくあるのです。
冒頭の例で言えば、パンフレットに記載されている葬儀セットは、一般価格200万円のところを会員価格150万円で賄えると想定していたのに、実際の請求額は、オプションが上乗せされて300万円とかに跳ね上がってしまうわけです。
仮に互助会の事務所にクレームをしたとしても、必ず、「それは会員の誤解。パンフに書いてあるも〜ん」と返ってきます。しかし、こういうの、私は好きじゃありませんね。そもそも判断能力が衰えつつあるシニアを相手にして、契約時点で何も説明してくれていないのですからね。詐欺商法という言葉は使いたくありませんが、これはもう立派な「なんちゃってビジネス」だと思いますよ。
互助会葬儀業者は「経済産業省認可」というフレーズを用いることで安心感を与え、前払いでおカネを集めているわけで、やっぱり私は好きじゃありません。そもそも葬儀ビジネスというのは、祭壇から生花まで使いまわしで、原価などあったものじゃない世界。会員価格にしたって、なんの割引にもなっていないも同然。互助会に入会するメリットなどどこにもないと、私は思っています。

葬儀に際しては、必ず「葬儀の一切合財でいくらになるのか。明細がわかるように見積書をお願いします」と伝えて、複数の葬儀業者から事前に見積書を入手するようにしたいところです。ボッタクリに遭わないようにするには、まずはご自身の意識を変えること。このことはしっかりと肝に銘じておいてほしいと思います。

仮に葬儀を安く済ませたいと考えるのなら、「直葬・ゼロ葬・市民葬」を検討すべきです。「価格がすべて」というのなら直葬がベストです。葬儀の中の「儀式的な部分」を一切排除し、火葬するだけに絞ったもの。それが直葬です。ついでに言うと、火葬したあとのお骨すらほしくない。捨ててもらって構いません…というのがゼロ葬。これがまた人気というから時代は急転回していると実感せずにはいられません。
法的に言うと、葬儀で必要不可欠なのは「死亡届の提出」だけ。これ以外のものは、すべては任意ということです。死亡届は、届け出義務者が、死亡の事実を知った日から7日以内に、死亡年月日時分と死亡場所を記載。死亡診断書を添付して、役所の戸籍課に提出しなければなりません。これによって故人が戸籍から抹消され、火葬許可書をもらえることになるわけです。
全国の葬儀費用の平均は、概ね200万円。しかし、核家族が加速し、価値観も変わり、ここ数年で、費用を極力抑えようとするケースが急増しています。生前に、その旨を家族に伝える人も増えてきています。「家族のみ&通夜のみ」の家族葬はもとより、お通夜さえも行わない『直葬』は、特に現代人のニーズを捉えているようで、ビジネス規模は拡大を続けています。
家族の死亡が確認されたら、あらかじめ決めておいた葬儀社に連絡し、病院もしくは自宅に遺体を引き取りに来てもらいます。葬儀社で死亡後24時間安置してもらってから、翌日、火葬場へ運んでもらうのですが、納棺・出棺には立ち会わなくても構わないというからビックリです。
これなら、家族が遠方に住んでいる場合でも、葬儀社に電話一本かけるだけで済むというわけです。で、火葬終了後の適当なタイミングでお骨を受け取りに行けばいい。こんな具合だからとても簡単で、費用的にも20万円前後と相場の1/10。たしかにお値打ちです。

このように、葬儀を合理的済ませようという風潮が進んできているのが現実です。いろいろな事情で、葬儀におカネをかけられない場合、こうした選択肢があることを情報として持っておくことは役に立つと思います。


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