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2019年03月28日 [ニュース]

エンディングノートが使えないわけ

エンディングノートが使えないわけ

一昨年の今ごろの時期に、出版社の社長さんたちとの懇談会で聞いた話です。
書店の終活コーナーには多くのエンディングノートが並んでいますが、購入者の殆どがはじめの数頁に手をつけただけで頓挫してしまうとのことです。その理由は、そもそも積極的には考えたくないテーマであることに加えて、高齢者が独力で未来をイメージしたり、想いを文章にまとめたりすることが容易ではないことがあげられるようです。
最近では、各出版社から売り出されるエンディングノートは、差別化というねらいから、記入項目が増加の一途だそうです。それに加えて、いきなり5年括りで自分史を書けと言われても、多くのシニアはペンを手にしたまま固まってしまう。数ページ書き進めたとしても、書き損じするや修正液(多くのシニアは修正テープではなく、なぜか修正液を使用している…)をボタボタと垂らし、乾ききらぬ間に上書きしようとして収拾がつかなくなる。後々だれかが読むのだからキレイに書かねばと、再度書店に出かけて何と同じエンディングノートを購入する…となれば、出版社の読みどおり、エンディングノート市場は堅調な伸びを示し続けるにちがいない…といった内容でした。
お宅や実家の書棚にも、おんなじエンディングノートが複数冊ならんでいたりしませんか?

この話を聞いて以来、私は、至れり尽くせりの『エイジングウィル作成サービス』なるものを商品化して、会員シニアのみなさんに提供しています。このサービスは、カウンセリングとコーチングのスキルを駆使したプロが、老後の想定課題について2時間をかけてヒヤリング。その結果をエイジングウィル(信託遺書)としてまとめ、家族会議でその内容を家族間で共有してもらい、人生のさいごまで本人の意向が反映されるように支援させていただく…といった内容です。その延長線上で、セカンドオピニオン、リビングウィル、病院・施設さがし、認知症予防、財産承継(任意後見、贈与・遺言・家族信託等)の手続きにも対応させていただいています。
要は、雨後の筍のごとく粗製乱造された終活系のなんちゃって資格とちがって、相談者の話を聴いてそれなりの意見を述べる「聴くだけ番長・言うだけ番長」ではなく、実際のDO(同行・代行・請負)まで行ってさしあげる…ということです。実は、このサービスは、今や私のメイン商品になりつつあります。
利用者からは、「足元を盤石にしておけばこそ老いに向き合う覚悟が決まる」・「転ばぬ先の杖があるから、旅行や趣味や友人との時間を満喫できる」・「エイジングウィルを作ってみて、家族との距離がこころの距離が縮まった」・・・との声が寄せられています。
エイジングウィルは、親世代が元気なうちにこそ作成されるべきものです。引き継がれる側の負担を減らすという意味で、親世代さいごの大仕事と言ってもいいと思っています。このプロセスを通じて親子間の心理的距離が縮まることで、子ども世代にも親のエンディングをサポートする覚悟が定まるというものです。そして親世代は、万一のことがあっても、最後のさいごまで自身の意思が反映された人生を全うできるということで、人生のファイナルステージを清々しい気持ちで謳歌できるのだと思います。


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