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2019年03月23日 [ニュース]

驚愕!東大病院の意識調査から見えるもの

現代を生きる人たちはみな忙しい。だから、スルーしてしまうにはあまりにも怖ろしい情報が、何事もなかったかのように流されてしまいがちな世の中です。その象徴のような記事について、紹介したいと思います。
東京大学医学部附属病院が、2009年に行ったがん末期患者の意識調査があります。がん患者はどのように死を迎えたいと望んでいるかを聞き取り調査して、終末期医療の在り方に役立てるという目的で行われたそうですが、そこには、そんなことはぶっ飛んでしまうような衝撃の結果が記されていました。

新聞掲載記事のまま紹介すると、
「東京大学病院の放射線科外来に受診中のがん患者と、同病院でがん診療に携わる医者・看護師、合計1138人に意識調査を行った結果、がん患者の81%が『最後まで病気と闘う』と回答したのに対し、『最後まで病気と闘う』と回答した医者は19%、看護師も30%にとどまった」。
驚愕の情報だと思いませんか?
これって、つまり、「医者は患者に対して、自分が望まない治療を施している」…ってことじゃないですか?まぁ、これが何を意味するかは、賢明な読者に任せることにします。

ということで、がんが発見されて思い悩んでいる相談者に対しては、まずはセカンドオピニオン&サードオピニオンを受診させるのは必須でしょう。同時に、私の場合は、自分自身のこれまでの人生と生活を振り返らせ、悪しき習慣を改善すべく具体的なアクションを取るようお勧めしています。

以下が、がんだとわかった際の対応手順ですが、患者本人だけで対応するのはむずかしいと思います。子どもたちの支援は欠かせません。となれば、「仮に自分ががんに罹患したと判明したには、息子と娘よ、こんなふうに動いておくれ」と伝えておく必要があるということです。

●ヒヤリング 
*日常生活・体調・がん発覚の経緯等。私の場合、イメージトレーニングで半生を振り返ってもらう自己観照プログラムというカウンセリングを用意しています。
●カルテおよび検査データ入手
●セカンドオピニオン外来の段取り(医療機関・医師の抽出と予約手続き)
●セカンドオピニオン外来診察の立会い
●サードオピニオン外来の段取り(医療機関・医師の抽出と予約手続き)
●サードオピニオン外来診察の立会い
●治療方針の比較検討と決定支援
●治療医療機関との折衝、または、他医療機関の選定
●転医先医療機関の外来初診への立会い
●転医先医療機関との折衝
●経過確認とご家族への報告

気をつけるべきは、セカンドオピニオンの医者をまちがっても主治医に紹介してもらってはいけないということです。主治医と懇意の医者なんかを紹介されては、セカンドオピニオンの意味がありませんからね。医師会の仲間や医局の先輩から紹介されてきた患者に対して、主治医の所見と異なる見解を語る医師なんぞ世の中にいるはずがないからです。


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