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2022年02月05日 [Default]

老親という名のリスク 〜永遠の親子愛で紡ぐ魔法の終活〜

老親という名のリスク 〜永遠の親子愛で紡ぐ魔法の終活〜

子を持つすべての親御さんたちへ
お願いだから、そなえてください!


親が老い先にそなえておかなかったことで、大変な目に遭っているお子さんたちが大勢います。
従来からの認知症に加え、感染症の蔓延で、この傾向に拍車がかかっています。

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仕事中にかかってきた一本の電話。外出先で倒れた母親が救急搬送され一命はとりとめたものの、介護問題が重くのしかかり、介護休業から不本意な異動、そして介護離職に想定外の離婚…。ひとりっ子ゆえに母の老後をすべて引き受けるも、認知症による徘徊と不潔行為に「このままでは実の母を殺めてしまいかねない」と泣き崩れ…。

離れて暮らすかけがえのないひとり娘のために、たまたま参加した銀行主催の終活セミナーをきっかけに、父は娘を任意後見人に。が、数年して認知症を発症すると、家庭裁判所から派遣された見ず知らずの弁護士に、本人の財産のみならず娘の人生まで管理監督されることに…。

40代半ばの父親が若年性アルツハイマーになり、母娘はおカネを引き出そうとして、銀行から成年後見制度の手続きを強いられ、この先何十年もの間、毎月5万円の報酬を後見人に支払いながら、父親のおカネには一銭も手をつけられない状況が今現在も続く…。

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私の事務所には、こんな地獄のような日々を送っている人たちが相談にやってきます。それぞれのケースに事情が複雑に絡みあっていますが、突き詰めれば、いずれも親がまさかにそなえておかなかったことによる悲劇です。

人間50歳ともなれば、明日の朝、今日と同じように目覚める保証はありません。認知症であれ、感染症であれ、脳梗塞であれ、最初はいつでも突然です。もしかしたら、不慮の事故に巻き込まれてしまうことだってあるでしょう。

こと老親問題は、すべての子どもたちに、ほぼ確実に起こります。まさかは突然、しかし必ずやってきます。だからこそ、親たるもの、わが子の人生を台無しにしたくなかったら、早期にそなえておかねばなりません。親として責務です。人生最後にして最大の大仕事です。

なのに…です。98%の親がそなえていません。そなえたつもりになっている親のほとんどが、そなえ方をまちがえています。「まだまだ元気だからもうちょっと先でいい」とか、「何かあっても子どもたちがしっかりしているから全部お任せ」とか、「うちは大した財産もないから大丈夫」とか、何の根拠なしに、ただ漫然と日々を過ごしています。

私のような仕事を20年以上も続けていると、こんな能天気で無神経な親御さんたちに対しては、怒りを通り越して、呆れてモノが言えません。それでも、40代半ばから60歳くらいまでの現役世代のみなさんからの相談は絶えることがないので、親御さんたちに遅ればせながらエンディングに向けてそなえてもらうよう、ソノ気になってもらえるよう手を尽くさなければなりません。否応なしに、です。お子さんたちのためです。

現実問題として、ほぼすべての親御さんたちが、そなえ方をわかっていません。例えば、そなえたつもりになっている親御さんたちの、よくあるはき違えにはこんなものがあります。

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エンディングノートをやっとこさ書き上げて、それを後生大事に保管して、本人が死んでから、お子さんが遺品整理の際にそれを発見し、葬儀を生前予約していた事実をそこで初めて知って愕然とする…。

断捨離ブームに感化されて、不要な衣類や食器や雑貨を捨てて、すっかりそなえた気になっている…。

銀行で遺言信託の契約を結んで意気揚々としている…。

親が生命保険をかけていた事実をお子さんが知らされておらず、未請求の死亡保険金の山に生命保険会社はホックホク…。

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人はいつか必ず死ぬ時が来ます。みんなわかっているはずです。でも、わが子に伝えておくべきことを、伝えておかなければならないことを、伝えるより早く事が起きてしまうわけです。その結果として不利益を被っている、私と同世代のお子さんたちの苦悩を思うとき、やっぱり、元気なうちから早期にきちんとそなえるという老後の価値観を訴え続けていかねばならないと自らを鼓舞する毎日です。


私は、ここ数年、『永遠の親子愛で紡ぐ魔法の終活』というコンセプトで、銀行や法律家にムダなおカネを一切払うことなく、法律や制度ではなく親子の信頼関係をベースにした老い支度のあり方を提唱しています。

『永遠の親子愛で紡ぐ魔法の終活』は全部で6ステップありますが、至るところに、長い月日をかけて離れてしまった親子関係を再構築するための仕掛けが盛り込まれています。そなえておかなければマズいことはわかったけれど、そなえ方がわからないという場合は、このステップ通りに事を運んでいただければOKです。

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『永遠の親子愛で紡ぐ魔法の終活』の6つのステップは、『決記縮伝頼渡(けっきしゅくでんらいと)』といいます。

ステップ1:決める
老後の想定課題10個について、現時点での「希望・依頼・財源」を決めることです。具体的には、以下の空所を考え抜く作業となります。

「もしも介護が必要になったら〇〇〇してほしい」
「もしも認知症の症状が出た場合には、〇〇〇してほしい」
「もしも施設に入る場合は、〇〇〇してほしい」
「もしも手術をオファーされた場合には、〇〇〇してほしい」
「もしも病院で延命治療をオファーされた場合には、〇〇〇してほしい」
「財産の分け方は、〇〇〇したい」
「不要になった実家については、〇〇〇してほしい」
「葬儀については、〇〇〇したい」
「死んだ後のもろもろの手続きは、〇〇〇してほしい」
「祭祀関連のことは、〇〇〇してほしい」

他にも、特に意思表示しておきたいことがあれば追加するようにします。

ステップ2:記す
上記の内容を紙に書き落とします。ワープロでも結構です。

ステップ3:縮める
子どもの成長とともに離れてしまった親子間の心理的・物理的距離を縮めていきます。ある程度、日常的に接触・会話する機会を積み重ねてから、ステップ4以降に進むようにしてください。料理でいえば、下ごしらえのような位置づけです。

具体的には、

・週に2〜3回は、LINEで日常会話レベルのメッセージを送る。レスがあればラリーする。
・LINEができなければメール。それもできなければ手紙を書いて郵送する。グリーティングカードレベルの内容にする。「寒いけど、体調壊すなよ」とか、「感染してないか。こっちは大丈夫だ」とか、「おカネ、あるか?」とか、「お父さんの誕生日には、何かしてあげてね」とか…。その程度で十分です。接触頻度を高めること自体が目的ですから。
・お互い会える距離にいる場合、とりあえず何かしら口実を見つけてランチかお茶する機会を作ります。老い支度のこととか説教とかではなく、日常的な雑談レベルにしてください。で、飲食代はもちろん、別れ際にお小遣いをあげてください。最低でも1万円。娘や息子の貴重な時間を購入した…という意識を持ってください。
・できれば月に一度程度、この儀式を繰り返すのが理想です。会話の内容も、少しずつ老後不安に関わることを盛り込んでいきます。お子さん側が話に乗ってこないようであれば、独白(ひとりごと)で十分です。

ステップ4:伝える
ある程度、親子間の心理的距離が縮まった…、つまり、親子で過ごす時間が自然なものに感じられるようになった段階で、「お母さんももう歳だから…」と切り出します。

具体的には、

「もしも介護が必要になったら、排泄介助が必要になった時点で即、施設に入りたいと思ってる」
「もしも認知症の症状が出た場合には、ちゅうちょせずに施設に入れてほしい」
「もしも施設に入る場合は、海が近いところでさいごを過ごしたい。月額20万で抑えたい」
「もしも手術をオファーされた場合には、少なくとも3人の医師の話を聞いてから決断したい」
「もしも病院で延命治療をオファーされても、痛みを緩和する以外、何もしてほしくない」
「財産の分け方は、あなたにはいちばん多めに引き継ぎたいと考えている」
「うちに戻れないことがわかったら即、売却してしまって構わない」
「葬儀については、何にもやらなくていい。たまに思い出してくれるだけでうれしい」
「死んだ後のもろもろの手続きは(メモを見せながら)これだけはやっておく必要がある」
「祭祀関連のことは、もう特にやらなくてもいいかな。墓じまいしてしまうとも考えている」

といった感じです。

ステップ5:頼む
上記で伝えたことのうち、特にそのお子さんに依頼したいことを切り出します。「介護や医療まわりのことは、基本的にあなたにお願いできたら助かるんだけれど、いいかしら?」という具合です。ステップ3を経ていれば、確実に良い返事が返ってくるはずです。

ステップ6:渡す
「いつ何があってもいいように、おカネとかも先に渡しておきたい」、「大した財産もないけれど、死んでから遺産相続というやり方よりも、いまのうちからちょこちょこ先に渡していきたいと思う」などと言ってみてください。お子さんも、俄然ヤル気になることでしょう。

ここまでいけば、さいごに、「あなたも忙しいのに申し訳ない。あなたがいてくれるから安心。本当に助かる」といった感じで締めてください

なお、ムダな贈与税を払わずに済ませるおカネの渡し方については、百寿コンシェルジュが別途詳細にガイドさせていただきますのでご安心ください。

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いかがでしたか? これが『永遠の親子愛で紡ぐ魔法の終活』の6ステップです。

まさかは突然やってきます。
まさかは必ずやってきます。
親のまさかは子のまさかです。

そして…。
親子は昔の親子じゃない。
親はひとりじゃ死んでけない。
親子の縁は死んでも切れない…。

ならば是非、元気なうちから早期に『決記縮伝頼渡』を実践して、親子の信頼を取り戻し、老後支援の依頼とおカネをセットにして、可愛いお子さんのサポートを手にしてください。親として本望だと思います。
一方のお子さん側にも、親への感謝と、その老後を支えようという覚悟が定まります。いわば、Win-Winの関係ができあがります。まぁ、過酷な現代を生きるお子さんたちのことを考えれば、やはり、「親子といえどもギブ・アンド・テイク」なのです。


ご理解いただけるでしょうか?
それでも、どうしてもひとりですべてのステップを実践する自信がないという場合には、百寿コンシェルジュにお気軽にご一報ください。シニア援助の専門技術を身内のような愛に包んで、『永遠の親子愛で紡ぐ魔法の終活』をプロデュースさせていただきます。

あと、どうしても、「親のほうから子に頭を下げるなんてありえない」、「成人した大の大人にお小遣い?冗談じゃない」、「娘や息子の世話にはならない。誰にも迷惑はかけない」等々、私の話を受けとめられない親御さんたちもいることでしょう。価値観の違いはあって当然です。

そんなみなさんに贈る言葉があるとすれば…、倒れてしまったりボケてしまったりする側は別にどうでもいいということです。おそらく、キチンとした意識や正常な判断ができなくなってしまうわけですからね。

困ってしまうのは何の前触れもなく、経済的な裏づけもないままに、仕事や家庭の時間を損ないながら、下手をすれば数年から十年以上もの長い長い歳月を、親の問題で苦慮するお子さんの側です。

このことだけは明確にお伝えしておきます。


ええ〜っ!
まさか、親の面倒を子どもが見るのは当たり前〜っ!?


そういうみなさんは、現世でも来世でも地獄を見ること請け合いです。

いずれと言わず今夜から…、

凄絶な地獄絵を夢に見ながら…
震えて眠れ。


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