株式会社百寿研のブログ | 終活相談窓口の「百寿コンシェルジュ」では、認知症、がん、感染症等の問題からエンディングノートや葬儀・相続まで全てサポートしてます。

一般社団法人百寿コンシェルジュ協会 百寿研
  • シニアお役立ち情報
  • 無料小冊子請求
  • お問合せフォーム
  • 百寿コンシェルジュ協会

ビジネスブログ

2020年11月13日 [Default]

【医療最前線】本当は怖い延命治療の実態を終活のプロが徹底解説

延命治療の種類や費用、拒否するためにできることとは


最新鋭の延命治療技術を持つ医療大国日本では、毎年のように平均寿命を更新していることをご存知でしょうか?厚生労働省の調べによると2019年の女性の平均寿命が87.45歳、男性81.41歳で、女性は7年連続、男性は8年連続で過去最高の平均寿命を伸ばしています。今年は新型コロナの影響もあるので例年通りの結果となるのかは分かりませんが、欧米諸国の感染者数や死者数と比較すると日本人の感染予防意識の高さも目立ったのではないでしょうか?しかしながらこうした先進医療の技術革新や健康志向の高さは喜ばしい事態である反面、高齢者の現場を見てきた我々百寿コンシェルジュにとっては警鐘を鳴らすべき状況であるとも考えています。今回はそう考える理由である延命治療についてとその真実について解説していきます。
死ぬ時に後悔することとその対策

延命治療の基礎知識、その種類


我が国の医療分野における進歩は日進月歩で、こと延命治療という分野における日本の躍進はめざましいものがあります。延命治療とは回復する見込みがない死期の迫った患者に、人工呼吸器や心肺蘇生装置を着けたり点滴で栄養補給をしたりするなどして生命を維持する形の治療のことです。延命治療と一口に言ってもその種類は様々です。一般的な延命治療のタイプは大きく3種類に分かれます。

人工呼吸器


自力での呼吸が難しくなった患者に人工呼吸器を使って心肺機能を維持する延命処置のこと。心筋梗塞、うっ血性心不全などの循環障害、肺炎、喘息などの呼吸障害の方に措置されます。

人工栄養法


食べ物を飲み込む嚥下(えんげ)機能が低下してしまった場合などに、点滴や胃ろうなどの方法で水分や栄養を与える延命治療の方法のこと。重度の腸管麻痺や吸収障害、手術により栄養が吸収できない場合などの患者に施されます。

人工透析


人体の老廃物除去など様々な機能を持つ腎臓の働きが定価した場合に、その機能を人口機器で代用するタイプの延命措置のこと。糖尿病が進行して慢性肝不全になってしまった方に施される処置です。

これらの治療法は当然のことながら、装置を外してしまえば、生命を維持することはできません。また最近では癌によって起こる痛みや苦しみを和らげる飲み薬や貼り薬などを使った「緩和ケア」という治療法も広がっているようです。

延命治療のリアル、延命治療にかかる費用


延命治療は「少しでも長く家族と一緒に居たい」「遠方に住む家族が親の最期に立ち会いたい」という思いを果たすことができるというその1点においては素晴らしい技術であることに変わりはありません。しかし、残される家族、生かされている患者にとって必ずしも良い面ばかりではないようです。ここに、これまで我々百寿コンシェルジュの元に寄せられた延命治療を施す決断をした家族のコメントを紹介します。

Aさん
「人工呼吸器の音がゴオゴオいっていて、言葉を交わすことも何もできずに亡くなりました。それが今でも心残りだし、残念でなりません」

Bさん
「事後承諾で人工呼吸器をつけられ、亡くなる日まで採血をされました。かぼそい腕に残る青あざのような注射の痕跡が痛々しくてやりきれません」

Cさん
「とにかく心配停止をさせてなるものかという医者の正義に最後まで付き合わされてしまった…。父の苦しみをわかってあげられなかった自分を今でも責めています」

理想とはあまりにもかけ離れた現実を突きつけられ、想像するだけでも痛々しい内容ばかりです。これを見ても皆さんは延命治療を受けたい、もしくは家族に受けさせたいと思いますか?回復する見込みのない家族に辛い思いをさせ続けたいですか?
また延命治療が辛い理由は精神的、肉体的なものばかりではありません。経済的にも残された家族を逼迫します。ここに代表的な延命治療の医療費をご紹介していきます。特に緊急性の高い延命措置の費用は下記の通りです。

二十四時間対応心電図モニター:約1万5000円/日
人工呼吸器装着のために必要な気管内挿管措置:約5000円/日
人工呼吸器:約12000円/日
電気ショック:約3万円/回
強心剤の点滴:約5千円/本
心臓マッサージ:約3千円/回

また胃ろうと呼ばれる病気などにより食べ物を経口摂取できなくなってしまった場合に、お腹の皮膚と胃の間に管を通して直接胃に栄養を送る人工栄養法があります。その費用は手術代金に加え、別途ランニングでかかる費用が発生します。
胃ろう手術にかかる費用は約30万円、保険を使った場合3割負担になるので約9万円ほどです。カテーテルと呼ばれる管は定期的なメンテナンスが必要で数ヶ月ごとに交換しなければなりません。交換する際の費用も約1万円ほどで、胃に送り込む栄養剤自体も30日分で約20000〜35000円となっています。
このようにイニシャルコストとランニングコストが積み重なると最終的な医療費は非常に大きくなります。厚生労働の推計データによると日本人の生涯医療費は約2700万円で、その中でも約半分の金額を70歳以上になってから支払っているそうです。特に最期を迎える1ヶ月前までにかかった終末医療費は1人あたり平均で112万円にものぼるそうです。

患者側の自己負担額は、所得に応じて、そのうちの1割から3割で済みますが、延命だけを目的とした医療行為が継続されるほどに、患者や家族の負担が増すことは間違いありません。元気な時には、「一切の延命治療を望まない」というシニアが9割もいる一方で、それが家族に伝えられていなかったために、2割から3割の家族は何かしらの延命治療を甘受してしまうという話を医師から聴いたことがあります。本人が望んでいなかった医療を受けて、しかもおカネまで取られるのですから、不本意なこと極まりないと思いませんか?」
最期に後悔するしない為にできること

生前の意思を伝えるには、延命治療を拒否するには


ここまでで延命治療がどれだけその患者、家族に精神的、肉体的、経済的な負担になっているかをご理解いただけたかと思います。大切な人の死はもちろん辛いことではありますが、疾病が根治する希望がない中で生かされ続けることもまた辛いことなのかもしれません。自分の家族、そして自分自身がそうならないようにする為に、まだ自分の意思をはっきりと伝えることができる内に、その意思を周囲に伝えたり、形として残しておく必要があります。ここからは延命治療に関する意思表示の方法をいくつか紹介していきます。

尊厳死宣言公正証書


尊厳死宣言公正証書とは公証人と呼ばれる法律のプロと作成する延命治療に関する意思表示です。このタイプの文書は証明力が強く、信頼性や安全性が高いのが特徴です。ただし尊厳死に関しては法律の整備ができていない為、この証書を作っていたとしても100%実現される訳ではないので要注意です。とは言え、ほとんどの医師はこの証明書を提示することで尊厳死を承諾しているようです。尊厳死宣言公正証書は公証役場で作成することができるのですが、手数料や製本代が発生し、その合計は約12000円ほどです。作成後は信頼できる人や家族に自分の意思と共に預けておくと良いでしょう。

「延命治療に関する意思確認書」や「終末期医療の事前指示書」


最近では病院に入院する際や介護施設に入居する時に、「延命治療に関する意思確認書」や「終末期医療の事前指示書」と呼ばれる書類で意思確認を行うことも可能になっています。これらの書類には決まった形式がないのですが、一般的には「最期を迎えたい場所」「心配蘇生、人工呼吸器、強力な抗生物質、胃ろう、鼻チューブ、点滴、輸血などの医療措置に対する意思確認」「その他の要望」などが挙げられます。ネットで検索すればテンプレートがありますので、事前に担当医や介護士、家族と一緒に具体的に作成していくのが良いでしょう。

百寿コンシェルジュの「延命治療回避パッケージ」


最後に我々百寿コンシェルジュのサービスをご紹介します。終活のスペシャリスト集団「百寿コンシェルジュ」は様々な医療の現場を経験してきました。その中で、上記のような意思表示を行なっていたとしても、大切な人の緊急事態という緊迫した空気の中で、残された家族は冷静な判断ができず、医師の延命治療の勧めに従ってしまったケースもあったようです。医師と皆さんとの間には医療に関して、知識や情報に大きな格差があるので、そのような決断を下してしまうのも無理はありません。また一度始めた延命治療を途中で辞めるというのも非常に困難な決断です。「延命治療の中止=死」を意味するからです。そうなってしまわないように「延命治療回避パッケージ」は存在します。具体的なサービス内容に関しては以下の通りです。

・訪問による聞き取り調査と要望書の作成
・尊厳死協会への入会手続き代行
・入院時、主治医による説明時の立会い、医療機関との折衝
・入院後の近況確認とご家族への報告
・希望条件に合致する葬儀社の確保と各種折衝
・相続、遺言等に係る準備および弁護士等のご紹介
・各種トラブル時の対応

遠方に高齢者の家族がいて、こまめに面倒を見ることができない方、そういった時間がない方、いざという時に医師に家族の意思を伝える自信がない方、断固として延命治療を受けたくない方におすすめです。

もっと詳しく聞きたい方はこちらまでご連絡ください
「お問い合わせ先」
TEL:045-228-5327(24時間365日いつでもOK)
WEB問い合わせ先は こちら



関連記事






トップページに戻る

PageTop